グループワーク -その3-
グループワーク ~その3~
ブレインスパ®で月に1回程度、行われているグループワークについての続きです。
グループワークに何度か参加していくうちに、物事を見る角度が変わってきます。たとえば、それまでは自分1人の人生のいかだを、問題を抱えながら、自分1人で漕いできたようなものです。しかし、グループワークに参加していくうちに、1人乗りのいかだではなく、8人や10人乗りの大きな船で漕いでいくという風に変わってきます。視点が、自分1人の小さないかだではなく、大きな船に変わるのです。1人1人のいかだは、大きな船に付いていますが、そのいかだがウツだろうが、何の病気だろうが、それはそのまま、どうでもよくなってくるのです。そのいかだは、自分の生きざまだったり命だったりで、大きな船に張り付いて、花を咲かせています。以前は、花ではなく、いらない古道具に見えたかもしれないものが、実は、大きな船を動かす動力となったり、方向づけをきちんとするスタビライザーになったり、美しい帆になっているのです。このようにして、自分自身が経験してきたことや、自分が今、病気であることすら、船を動かないための大切な一部になっている、という風に視点が変わってくるのです。 (つづく)